2017年9月14日木曜日

おへその話

このあいだチネイザンのレッスンを受けたときに
興味深いことを聞きました。
チネイザンでは、最初に労宮という
手のひらのまんなかをおへそに置き、
それからおへそ周りをマッサージします。

おへそって、卵子と精子が出会って、受精卵となり
ヒトができる過程で、最初にできる部分なんですって。
へその緒でおかあさんとつながっていることからも
ちょっと納得。
だから、まぁ、おへそをとても大事にしている、
という話だったのだけれど、
これを聞いてはっとしました。

みなさんは、自分のおへそ、好きですか?
わたしは子どものころ、雷が鳴ると
雷様にとってもらうために
お腹を出して寝るくらい、自分のおへそが好きではありませんでした。
理由は、でべそだから。

健康診断のとき、わたしが子どものころは
パンツ一丁で並ばされましたから、
おへそには絆創膏を貼って、カモフラージュ。

大きくなってからも、
着替えや温泉旅行などでバレないように、こそこそ。
海へ行っても、ビキニを着ることはありませんでした。

そんなわたしが、あまりおへそを気にしなくなったのは
はじめての恋の相手が、わたしのおへそがでべそでも
気にしなかったから。
けっきょく、別の道を歩むことになりましたけれど、
彼には、その点、感謝しているんです。
だって、コンプレックスを解消してくれたんですもの。

それでも、初対面のひとには
あまり見られたくない、という思いもあります。
でねでね、最初にできた大切な部分なのに、
好きじゃないって、どういうこと?
自分完全否定じゃないの! 
と気づいたわけです。

まぁ、だれかれかまわず、見せる必要もないけれど、
嫌い嫌い、あぁ、いやだ、
雷さま、とってくれ!
なんて思っていたことは、反省……。

自分を大切に、とか、
自分を好きに、とか言う前に
へそを好きになれ、ってことですよ。
それからは、思い出したときに
おへそさん、ありがとうね。
きみのおかげで、おかあさんのお腹のなかで栄養ももらえたよ、
なんて、ちょっと心の中で言ってみたりしています。

いままでも自分のこと、
比較的好き、くらいで、嫌いではなかったけれど
おへそありがとう効果で、
もしかしてもしかして、
すっごく自分を好きになっちゃうんじゃないの、
なんて思ったりしています。

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