2017年5月12日金曜日

恋って、どこにでも落ちてるのね。

マルセイユに行く際、いろんなひとから
「いいひと、見つかるといいねぇ」と言われておりました。

我が家に泊まったフランス人も、
わざわざ独身男性に、マルセイユのアパートの鍵の受け渡しを
頼んでくれたり。
階下のアーティストにごはんに連れてってくれ、と
話してくれたり。

ところが、ですよ。
鍵を渡してくれた男性は
見た感じ、とーっても年上!!
あとから聞いたら、わたしより数個しか上じゃなかったらしいのですが。
しかも、日本が好きだと言うから、
いつでも来たらいいのに、と言ったら
「ぼくは生涯にわたって貧しいから、日本には行けないんだよ」と言われてしまい、
べつに貧しくてもいいのだけれど、
なんて言ったらいいのでしょうか。
ときめくタイミングを失ってしまいました。

階下のアーティストも、
ベジタリアンだから、豆腐とネギの蒸したやつをごちそうしてくれたものの、
わたしは家を出てすぐにピザを食べに行く始末で、
食事の好みが合わないと、ね。

そんなわけで、3週間弱の滞在中、
恋の予感、ゼロ。
まったく、だれからも色目を使われることもなく
わたしもキュンとせずに過ごしたのでした。

でね、帰りの飛行機。
イスタンブール経由だったので
成田行きの飛行機のゲートで待っていたときのこと。
向かいに若い男性と、若いと普通の中間くらいの女性が
座っていました。

男性は、学生さんかな、と思うような雰囲気で、
女性は、ツインテールでキュンとつりあがったアイライナー、
厚底靴というスタイルで、
アニメが好きなのかな、という雰囲気。
要は、ちょっとださいな、と思った。

そのふたり、いつの間にか、会話をはじめたんです。
どちらから話しかけたのか、何がきっかけだったのか
わからないのだけれど、
とにかくお互いにネイティブじゃない英語で
音楽の趣味がどうやら合うらしく、
話している。

そして、日本ではどこに滞在するの?
とか、
じゃあ、大阪で会おうよ、などと盛り上がり
連絡先を交換。
そのあと飛行機に乗り込むときまで、
あれこれ、盛り上がっておりましたです。

それで気づきましたよ。
わたしはこんなところ(トランジットの空港)で
恋が芽生えるなんて思ってもいないから、
髪もぼさぼさ、メイクもせず、めがね。
服もラクなだぼさぼスタイル。

そして、その若い男性のことも、
女性のことも、批判的なまなざしというか、
なんかださいな、みたいに思っていたことも大反省。

恋ってね、どんなときもきちんと身繕いして、
だれのことも批判的な目で見ないこころの有り様が
大事なんじゃないかな、と思いました。

2 件のコメント:

  1. 初めて投稿してみるよ。ねぇねぇねぇ、そのフランス人の人と家をスワップみたいのしたの?どうやって?何かそういウェブサイトみたいのあるの?それともだたの知り合い??

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    1. わー、ありがとう!
      知り合いの知り合いと交換したの。
      知らないひとは、こわいよね。やっぱり。

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