2017年4月12日水曜日

モネの家に住みたい!

朝9時半から開くモネの家へ向けて、
9時過ぎにぶらぶらとB&Bを出発すると、
なんともうすでに列が!

モネの家は、噂どおり浮世絵だらけで
外国人がすーっと通り過ぎて行く部屋のいちいちが
わたしにはおもしろくて仕方なかった。
富嶽百景のような有名なものも飾ってあったけれど、
ざりがに柄の着物を着たおんなのひととか、
お風呂の三助さんのようすとか、
あんまり見たことがないような感じのものが
とても興味深くて、おもしろい。
そうそう、「なに、この素朴な絵?」と思ったら
尾形光琳のサインがしてあって、
ほ、ほう、と感心したり。




とーってもかわいいキッチンで、
きれいに額に入れられた浮世絵。

















浮世絵がとても大切そうに飾られていたのにひきかえ、
モネの絵のみならず、セザンヌやら、なにやら、
これでもかーっ、というくらい、そこいらへんに飾ってあって、
絵画好きには、たまらない空間でした。


モネのアトリエ。額にも入れられずに、ばばばーっと。





















あとね、お皿。
もう、ほんとうにすばらしい日本のアンティークのお皿が
こちらも浮世絵同様、棚にきちんと飾られていて
あぁ、とっても好きだったんだなぁ、と
親近感が沸くおうちでした。

あと庭ね、4月のあたま、シーズンははじまったばかりですよ。
それでもチューリップが見事に咲き誇っていて、
うわぁ、素晴らしいなぁ、と思うわけです。
でもね、これは一瞬だったな。
すぐに飽きてしまいました。
睡蓮の庭のほうは、まだ当然睡蓮は咲いておらず、
それでもこちらのほうが、人工色が少なくて、
飽きずに見ていられました。
趣味に合う、合わないといったこともあるかとは思いますが
わたしはつくられた美よりも、自然美のほうが
飽きずに、ずーっと見ていられるし、
はっとする美しさを感じるようです。


まだ睡蓮には早くても、自然の美しさ。





















あと、モネの家に行こうと思っているひとへアドバイス。
モネの家からわたしが出たのは10時半くらいだったと思うのだけれど
そのときには、もう入場制限がされていました。
団体さんも、たーくさんいて、
スペイン語とか、英語とか、中国語とか、いろいろ聞こえたから
世界中から来ているのでしょう。
できるだけ静かに見たいと思ったら、朝9時半には
もう並んでいるくらいの感じが良さそうですよ。

印象派美術館は、B&Bで朝食を食べていたときに話をした
中国からのひとり旅の女性が、
あんまりだったよ〜と話していたので、
だろうね〜と思って、パス。

ごはんでも食べようかと思ったけれど、
シーズン中にばんばか稼いで、あとは半年ものあいだオフ、という土地柄か、
高いの。高いけれど、あんまり美味しくない、ということが
簡単に予想できたので、さっさとパリに移動することにしたのでした。


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