2017年4月19日水曜日

おそろしい蚤の市のあと、コルビュジェでほっ!

マルセイユ滞在15日目。

もう少し買い付けがしたくて、
いろいろ調べたところ、
Marche aux Puces de Marseille
という名前(マルセイユ蚤の市)の
大きな建物があり、
ここには40店ほどのアンティーク店がある模様。

うーむ。
悩んだんです。
こちらではアンティークというと、
大型の家具などが多かったりして
露天みたいな感じじゃないと
持って帰れる大きさのものが少ない。

でももう少し買い付けしたい。

うーむ。
もうひとつ気がかりだったのが治安です。
マルセイユは治安が悪いと、
ずいぶん言われてから、こちらに来ました。
ほかの街に暮らすフランス人からも
だいじょうぶ? とやけに心配されたり。

おかげさまで、怖い思いをせずにここまでこられましたが、
それもこれも、なんだかんだ言って
港に近い、観光地にいるから。

でも郊外となると、話は別です。

悩んで、朝もぐずぐずしていたけれど、
結局、買い付けしたい気持ちが勝り、行くことに!

こういうとき、google mapさまさまですね。
行きたい先までの行き方を教えてくれるのですもの。
家からは、いちばん近いメトロ駅近くのバス停から
20分ほどで到着するらしい。
揺られること、30分くらいかかったかな。
Oddo Butineuse
がいちばん近いバス停なのに、なぜか間違えて
ひとつ手前で降りてしまい……。

あのね、やっぱり雰囲気としては、怖かったです。
なーんにもないの。
お店もなんにも。
古ぼけた(って、フランスだから、ぜんぶ古いのだけれど)
団地みたいなのと、道路。
それだけ。
ひとがいない、というだけで、ちょっと怖い思いをしますね。やっぱり。

で、蚤の市は、うーむ。
隔絶された上野のアメ横みたいで、
アンティーク部門は、やっぱり大きな家具が中心で
土日は120店ほどブロカントのお店も出るみたいだけど
きょうは火曜日ですから、ひとがだれもいなくて。

さっさとそこを出て、
いったんうちに帰り、あー、疲れた、などと
文句を言いながら、お昼ごはん。
なんか、気を張っていたせいか、ほんとうに疲れた。

そして、面倒くさかったけれど
コルビュジェのユニテ・ダビタシオン(シテ・ラデューズ)へ。
知人に、
行ってくるよ! 写真、楽しみにしててね!
なんて言ってしまった手前ね。

地下鉄とバスを乗り継いで、
ル・コルビュジェというバス停で降りて目の前!


どーんと目の前に。
50年以上前に建てられたとは思えないほど
おしゃれ。
























ここは、行ってよかったです。

かつては低所得者向けの団地だったそうですが、
現在は、高級住宅。
同じ郊外でも、蚤の市とはまったく違い、怖くない(笑)。
緑が多くて、そういえば、マルセイユで芝生の緑って
見てないなぁ、とか思ったり。
ゆっくり息ができる空間。

建物内は、玄関と3階のお店スペース、
それからテラスが見学できます。
お店スペースはスーパー、本屋、郵便局、レストラン
と本来はあるようですが、スーパーは工事中。
本屋さんで、かつて編集担当していた絵本作家さんのフランス語訳の
絵本を見つけたり、とこれまたうれしいことも。

50年以上経っても、まったくもって古びず、現役。
すっきりと美しく、この旅ではコルビュジェ巡りをしたようなものだけれど、
コルビュジェ、恐るべし! とリスペクトの念を新たにいたしました。
金・土は申し込みをすれば
ガイド付きツアーで中も見られるようです。

外観にも内観にも、あちこちに素敵なニュアンスが。





















何度も言いますが、夜が長いのよ。明るくて。
だからもう少しあそびたいのだけれど、
旅の疲れはMAXです。胃の疲れも。

午後2時過ぎには、港のほうに戻って来て、
アフリカの布や、
疲れをとるハーブティーをハーブ薬局で購入したり。
知人おすすめのケーキ屋さんでケーキを買い求め、
早々と家に引き上げて参りました。

このふたつ、とーっても美味しかった。
2つとも、いっぺんに食べてしまった。






















さて、帰国はあさっての午前の便です。
マルセイユをたのしめるのも、あした1日のみ。
あしたはビオ・マルシェへ行く予定です。

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