2017年4月15日土曜日

陶芸の村で、ピカソを堪能

マルセイユ滞在9日目。
朝から鉄道でアンティーブという、カンヌとニースのあいだくらいにある
街に向かい、そこからさらにバスで、
ヴァロリスというちいさな街へ行きました。

ガイドブックにあるとおり、アンティーブから
Villa Chretien行きという8番のバスに乗ったものの、
降り先であるPlace de la liberationがいつまで経っても
バス内の電光掲示板に出てきません。

むむむっ、おかしい。
こんなときに頼りになるのはgoogle map様です。
オフラインでも使えるようにダウンロードしておきましたので
GPS機能で自分がいまどこにいるのかわかります。
地図を見てみると、あれれ、やっぱりヴァロリス、
そろそろ通り過ぎるところ??

「ici, a vallauris?(ここ、ヴァロリス?)」
と運転中の運転手さんに聞いてみると、
「oui, oui」とのことで、停留所でもないのに
バスを停めてくれて、ピカソ美術館はあっちだよ〜と方向を教えてくれました。

うぅ、やさしい。

そう、ヴァロリスはピカソが陶芸に目覚めた街として有名で
メインストリートのスタート地点に
いまは国立ピカソ美術館となっている
ヴァロリス城が君臨しています。

ピカソ美術館。城っていわれても、というたたずまい。
















ここには、ピカソが70歳の誕生日を、街の陶芸家たちが祝ってくれたお礼にと、
ピカソが礼拝堂に壁画「戦争と平和」を描きました。

ピカソはわたしがうらやましいと思う人物のひとり。
生まれ変わったら誰になりたい? と訊かれて、
ピカソと答えたくらいなのですから(笑)。

お昼ころ着いてしまったので、
(というか、ほんとうは11時半前には着いて、
午前に見て、お昼にはアンティーブに戻るつもりが、
バスが遅れたの。こういうとき、仕事じゃない、ただの旅行って
いいですよね!)
午後の開館時間となる14時まであと2時間ほど。
メインストリートは陶芸のお土産屋さんが並んでいます。
いかにもお土産! という感じの絵柄が並ぶなか、
1軒だけ、通りの終わりに、陶芸家の作品を集めたっぽいお店があり
そこで1つ、なかなかいいのを買い求めました。
いちごとか盛るのに、よさそう、と想像力がふくらみます。


陶芸の街として有名。ひとっこひとり、いませんでした。





















まだまだ時間はあるので、ランチをとりましたが、
ヨーロッパの食事って、量が多いから、
なんだかもたれてしまって……。
しかもテラス席に座ったら
暑くて暑くて、けっきょくノースリーブというか、
無印のブラトップ1枚というあられもない姿で
ランチをとりました。
が、近くにいたお姉さんたちも同じような格好ですからね。


暑い中、こういうのは、重すぎた……。






















そしてようやく14時、ヴァロリス城は
現在、3つの美術館が敷地内にありまして、
「戦争と平和」はもちろん素晴らしかったのですが
陶芸美術館にあるピカソの陶芸作品が、ね。
もう好きなひとは、必見です。
おぉ〜、かわいい〜。
とボキャブラリーのなさが恥ずかしいですが、
どれもこれも、素晴らしく愛らしく、エネルギーに満ちていて、
とっても幸せになりました。
ちょっとね、土偶っぽいところも、素敵でした。

ほぼひとりくらいで堪能したあとは、
またバスにてアンティーブへ。

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