2017年4月7日金曜日

まじめに美術館など行ってみたり

朝起きて、きょうは何をしようかなぁ、と考える贅沢。
少し長めの滞在だからこそ、ですね。

今朝は、まだ着いて3日目だというのに、
少し静かなところに行きたくなって、
(滞在先がとても賑やかなエリアにあるせいかも)
マルセイユの街の東側、港とは反対側にある
ロンシャン宮に行きました。

トラムの路線をついていくように
歩くこと20〜30分。
Boulevard Longchampsの先に見えました!
左右対称のデザインは
マルセイユからほど近い
ニーム(デニム発祥の地ですね)出身の
建築家の手によるものなのだとか。


高台にあるロンシャン宮。彫刻が怖くて、きれい。

階段をあがって、上からマルセイユの港のほうを
見下ろします。
あのね、はっきりわかりました。
わたし、高所恐怖症でした……。
怖かった、とても高いし、
左右には、巨大な彫刻も。
大きなもののそばで、高いところにいる、
ということが怖くて怖くて、
すぐに階段を下り、ロンシャン宮後ろの公園へ。

とーっても広い公園で、
そばには子どもたちの遊具があって、
歓声を聞きながら、のんびりと読書。
あぁ〜、いい時間です。

ロンシャン宮の左右には
マルセイユ美術館と
自然史博物館が。
いまの時期のせいか、いつもなのか、
日射しは強くて暖かいのですが
とにかく風が強いんです。
少し外にいると、すぐ中に入りたくなってしまう。

美術館のほうは、プロヴァンス派といわれる
美術家の作品が多数、
でもね、ここも怖かった(笑)。
暗〜い巨大な部屋で、暗〜い絵を観るのですもの。

自然史博物館はプロヴァンスの動植物がうわ〜と展示されていて
おもしろかったです。
海に近いだけあって、海鳥と貝の展示が充実していました。


ボタンみたいでかわいい貝がらの標本。


ここまでで、まだ13時前。
Bio c'bonのあるCours Julienのほうへ買い出しに行こうと
ずーっと歩きました。
マルセイユは地下鉄もトラムもバスも充実していますが
道を覚えたり、いいお店を見つけたりするには
歩くのがいちばんです。

ただね、わたしはとーっても方向音痴です。
だから日本でもGoogle Map さまさま、なのですが
マルセイユ在住の知人からは、忠告が。
スマホなんて持ちながら歩いていると、
かっぱらわれるよ、と!
ふつうに電話をかけていても、ばっと盗られてしまうのだとか。
まだ着いて数日ですが、そんなに治安が悪い感じもないのですけれどね。

それでも警戒は必要です。
ところどころで立ち止まりながら、
さっと自分の居場所と行きたい方向を確認し、歩きます。
うっかり狭い道に入り込んでしまって、どきどきしたり。

方向音痴にとって、ヨーロッパがいいのは
いたるところに広場があることです。
目印にできるし、ちょっと休むこともできる。
ロンシャン宮からCours Julienに行く途中も
Place Jean Jauresが。
ちょっと地図を確認したい、くらいのつもりで行ったら
市が立っていました。
ついつい立ち寄って、ついつい真剣に見てしまいます。

かわいいインドとアフリカの生地が
驚きの安さで売られていて、即買い。
重かったけれど、いい買い物ができました。
洋服づくりも趣味なので、
日本に帰ってからのたのしみが、またひとつ。

それから目的のBio c'bonで日本では見たことのないものを
またまた買い込み、
さて、ごはんでも食べようか、と思いましたが
もう14時半を回っていて、ビストロのランチ営業はどこもfini.

ラ・リコルヌという素朴なマルセイユ石けんのお店で
またまたまたまた買い込み、
もう持てない、というくらいの荷物を抱えて
1ユーロのピザを立ち食いし、帰宅したのでした。

とにかく夜が明るくて長いので、
もっと出歩きたいのだけれど、足が……。
ちょっと荷物を置いて、また出かけるつもりが
うっかり夕寝まで。
目が覚めると、21時ですっかり日が暮れていました。
夜ごはんには玄米粉パスタにしたけれど、
全粒粉パスタと同じくらい、好きじゃなかったです。


ぽそぽそした玄米パスタ。
このあと、スープパスタにしたら、けっこう食べられました。

着いてからというもの、夜は9時ころ寝て、
朝は4時ころ目が覚めるという、
時差ぼけなのか、究極の健康的な生活なのか、
わからない数日を過ごしているけれど
きょうは夕寝しちゃったし、
夜寝られるかしらん。

街にも、ロンシャン宮にもいたキリン。なぜ?


0 件のコメント:

コメントを投稿