マルセイユへ戻るTGVまで時間があったので
大好きなサン・ポールあたりを散歩。
骨董街があったりして、
10年以上前から、パリに行くとかならず寄っています。
いい感じのブロカントのお皿を買い求め、
ちょっとカフェでひとやすみ。
ミルフィーユとエスプレッソ。 |
あのね、パリではいつも
どう言ったらいいのだろう。
嫌な目に遭います。
今回の嫌な目は……
会計を済ませたあと、
お手洗いを使わせてほしい、とギャルソンに言うと、
トイレはない、とすげなく断られました。
いやいや、わたしゃあ、さっきマダムが
トイレ、どこ? って訊いて
そこだよ、とあんたが答えたのを見たさ。
そこだろ、おい、そこだろ。
たしかにプライベートと書いてあるけどさ。
そのくらいのフランス語、わかるんですけどっ!
と、あとからはいくらでも出てくる悪態。
でもトイレはない、と
それも、とても嫌な感じで言われたその瞬間は
びっくりして、そしてすぐに
嫌な、悲しい感じが胸に広がって、
いっしゅん、呆然としてしまったのでした。
とぼとぼとカフェを出て、駅へと向かう途中で
ようやく怒りが湧いて来たけれど、遅いよね。
ひどく疲れて、マルセイユに戻って来たときには
すでにとっぷりと日が暮れていて、
日没後に外を歩くのは、この夜がはじめてでした。
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